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あなたは本当に子供に煙を吸わせたいですか?

2019-07-16
ベン・パー著の「Attention」という本では、 人の注目を引くための7つのトリガーが解説されています。
どのトリガーにも様々な事例や実験結果が記載されていて、 読んでいてなかなか楽しめる本になっています。 行動心理学などが好きな僕にとってはですが笑
「影響力の武器」などを読んでいると 知っている事例が結構多いので復習にもなりましたが、 この本で知った事例もあるので1件紹介したいなと思いました。
オグルビィ&メイザーという有名な広告代理店が作成した 反喫煙キャンペーンで[Smoking Kid]というものです。
前の記事でも書きましたが、 僕は煙草が嫌いなのでこういうキャンペーンは もっとやって欲しいなとしみじみ思いました。
実際に見た方が早いと思うので、 Youtubeに投稿されている動画のリンクを紹介します。

オグルビィ&メイザーの反喫煙キャンペーン

この動画は公開されてから、 たったの10日間で500万回再生され、 2万件の反喫煙のコメントが寄せられ、 タイ健康増進財団の喫煙ホットラインにかかる電話が40%増加した という素晴らしいキャンペーンです。
小学生ぐらいの子供が煙草を吸っている大人に対して、 「火くれない?」と聞くと、 煙草を吸っている大人たちは煙草の危険性について、子供達に熱心に説明します。
そのあとに子供達が、 「じゃあ、なんであなたは吸っているの?」と言って、 ”なぜあなたは自分(子供)の心配をしてくれるのに、自分にはそうしないの?” という紙を渡して立ち去るという内容です。

反喫煙キャンペーンの成功の理由

この動画がこのような大ヒットを記録した理由を考えてみましょう。
まず、子供が「火くれない?」と言ってくるところに 多くの人は”驚き”を感じるのではないでしょうか。
日本ではあまり聞かないかもしれませんが、 海外では子供が煙草を吸っていて問題として取り上げられることがあります。 本当かわかりませんが、2歳児が1日40本吸っているというニュースもありました。
普段日本で生活していて、 子供からこんな”お願い”をされることはほとんどないと思いますが、 世の中ではこのようなことが実際に怒っているということを思い出させてくれます。
そして、次に大人たちがとる行動についてです。 大人たちは子供に対して、喫煙の危険性について説明していきます。
これは良識のある大人なら誰もがとる行動ではないでしょうか? あんな可愛らしい子供に進んで吸わせようとする大人はほとんどいないはずです。 (僕はそんな大人はいないと信じたいところですが…)
これが何を意味するかというと、 誰もがその行動をとるだろうと信じられる行動だということです。
つまり、この動画を見た喫煙する大人たちは、 もし自分が子供に同じようなお願いをされたらどうするかイメージして、 この動画の人たちと同じような行動をすると”共感”することでしょう。
”共感”と”驚き”が大きいこの動画がたくさんシェアされるのも納得ですね。

煙草を吸う大人たちが取る行動

そして、煙草が危険だと再確認した大人は紙を受け取って、 自分の心配もしないといけないんだと、気づきを得ることになります。 何事も自分で気づきを得た時の方が、納得して行動を起こしやすいです。
そして煙草をやめる行動を起こすと考えたときに、 タイ健康増進財団に電話をすると行動喚起がちゃんと紙に書いてあります。
この記事を書くために何回か動画を見たのですが、 3回目ぐらいになんだか涙が出て来ました。
実際、街やお店で喫煙されると子供達に そんな有害物質を吸わせることになるわけです。 僕だったらそんなお店や場所に自分の子供を絶対に連れて行きたくないですね。
最後に…、この動画での個人的に気に入っているところは、 最後に映っていた人が煙草を吸わずに箱に戻すところですね。 その後、煙草をやめたかどうかはわかりませんが、素敵だなと思いました。

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プロフィール

西松 大輝:マーケティング・サイエンティスト

数字から愛へ
・「何を変えるか?」を行動経済学・TOCLSSで分析する。
・「何を伝えるか?」を戦略・マーケティングで明確にする。
・「何を測定するか?」を機械学習・ITで支援する。

"全部"やらなくっちゃあならないってのが 「マーケティング・サイエンティスト」のつらいところだな。
覚悟はいいか?僕はできてる
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