
裏切りは勝利への方程式?
2021-12-08
あなたは誰かに裏切られたことはありますか?
今まで生きてきた中で誰からも裏切られたことがない人は少ないでしょう。その時、どんな気持ちになったか覚えていますか?
- 信じていた友達に、裏でこそこそ悪口を言われていたり、、、
- 付き合っていた恋人が、実は他の男性とも付き合っていたり、、、
- 信用していた部下が、全く仕事をしていなかったり、、、
騙されたと感じた時、人は怒りの感情が芽生えます。誰かを信じていたのに、その期待を裏切られた時、その感情は非常に大きなものとなります。
裏切りのストーリー
物語においても、裏切りは重要な要素になってきます。
「まさかあの人が裏切るなんて…」
そんな展開に覚えはありませんか?
最近では「小説家になろう」というサイトでは、追放系というジャンルが流行っています(僕はあんまり好きではないですが笑)。
よくあるパターンとして、信じていた仲間に裏切られて、そのグループ内から追放されてしまうところから物語が始まります。
ところが、これをきっかけに主人公の自身の才能を発揮できる環境になっていきます。そして逆に昔の仲間たちは主人公が抜けたことによってどんどん劣悪な状況になっていきます。
裏切りと復讐という感情を使ったストーリーなんですね。
主人公に悪いことは全くなく、相手の勝手な都合によって、裏切られることが多いのです。そこに理不尽さを感じた読者は主人公に共感して、応援したくなるという仕組みです。
あなたのお客さんに裏切られた人はいませんか?
物語でたくさん使われている要素だからこそ、あなたの広告でこれを使うことができれば非常に効果的になるのです。
- あなたの同業で、悪質な手口で商品を売っている会社はないでしょうか?
- 政府のよくない対応が、お客さんを苦しめていないでしょうか?
- とある状況で、裏切られた経験があったりしないでしょうか?
お客さんがよく経験している裏切りがあるのであれば、それを思い出させ、 "あなたの会社はそのような人たちとは違う"ことを伝えることができれば、非常に効果的になります。
例えば、よくある健康食品の広告があります。
これは広告では商品を非常に安く見せて、初月100円とかにしているのですが、実は3ヶ月とか6ヶ月使い続けないといけないということが、小さな文字で書いてあったりします。
100円で試しに使ってみようと思ったら、3000円とか5000円とかかかってしまうのです。完全に騙し討ちですよね。
実際クレームが多くて大変なようですが、こんな売り方をしているなら自業自得です。
そんなことが横行している中、あなたが「私たちは違います。本当に100円で大丈夫です」とはっきり伝えることができれば、お客さんの共感を得ることができるでしょう。
その約束をしっかりと守れば、誠実な対応をする会社ということも伝えることができて一石二鳥です。
あなたのお客さんはどんな裏切りを受けたことがありますか?